バージンロードに込められた想い
結婚式には、ただ雰囲気を演出するためではなく、一つひとつの動作に“意味”や“願い”が込められていることをご存じでしょうか。
今日は、その中でも特に大切な3つのシーンについてお話しします。
意味を知ることで、結婚式はもっと深く、もっと心に残る一日になるはずです。

■ バージンロードが象徴するもの ― 過去・現在・未来
チャペルの扉が開いた瞬間から続くまっすぐなバージンロード。
その道は“花嫁の人生”を表すと言われています。
お父様と歩くこれまでの「過去」
新郎のもとにたどり着く先が「 現在」
新郎新婦で歩くこれからの「未来」
手を添えた瞬間に思い出がよみがえり、ゆっ くり進む一歩一歩に家族の愛が込められ、新郎の元で手を離す時、家族から未来へのバトンタッチが行われるのです。
「今までありがとう」「これからよろしくね」
その両方が自然と伝わる、とても大切なシーンです。

■ ジャケットセレモニー
新郎にも、心に残る意味のある儀式があります。
それが ジャケットセレモニー(タキシードセレモニー)。
お母様(または家族)が新郎にジャケットを羽織らせるこのシーンには、
社会へ巣立つ息子へのエール
新しい家庭を築く決意を支 える気持ち
「いってらっしゃい」「頑張ってね」という愛情
そんな想いが込められています。
普段は言葉にしづらい親御様の想いが、たった数十秒の動作の中にぎゅっと詰まっています。
胸元を整える手元、そっと肩に触れる仕草、その全てが、新郎にとって一生忘れられない瞬間となります。

■ ベールダウン・ベールアップ
花嫁のベールには、古くから“花嫁を邪悪なものから守るお守り”という意味が込められています。
● ベールダウンは「最後のお支度」
お母様がそっとベールをおろすこの瞬間は、“親が娘を守り、送り出す” という意味があります。
「今まで守ってきたけれど、今日からは新しい家族のもとへ」そんな母からの愛情が込められた、かけがえのない時間です。
● ベールアップは「ふたりの未来を開く」
挙式の後半、新郎が花嫁のベールを上げる動作には、
これからは自分があなたを守っていきます
ふたりの未来を共に歩んでいきます
という誓いが込められています。
目が合う瞬間の微笑みは、言葉にできないほど美しいものです。

■ 結婚式は“意味でつながる1日”
どのセレモニーも、“ただやるもの”ではなく、家族の愛と、おふたりの未来をつなぐ象徴です。
意味を知ると、その一つひとつがより心に響き、結婚式は単なるイベントではなく、人生の節目として大切な一日へと変わります。
ザ・ヴィラ浜名湖では、こうした挙式の意味を大切にしながら、おふたりらしい形でセレモニーを行えるようお手伝いしています。
静かな湖が見守るチャペルで、あなたの想いを美しく届ける一日を一緒に作りませんか。







